※画像引用:ACphoto
ご無沙汰しております。北海道帰省から戻ってきました。しめさばさんの地元の札幌、私の地元の室蘭に行きましたがどちらもそこそこ暑くてびっくりしました。
帰省中、スーパーに何度か行きまして色々と売り場を眺めておりましたら、昆布醤油が結構ありまして。ああやっぱり北海道は昆布醤油なんだなあと思いました。
結婚してから醤油と言えば昆布醤油で、山形に行っても神奈川に行っても昆布醤油を使っているんですが、ところでなぜ北海道は昆布醤油を使っているのだろう??と疑問に思いましたので本日はなぜ北海道は昆布醤油を使っているのだろうかということを調べてまいりたいと思います。同時に、北海道人の味覚についても調べてみました。
北海道ではなぜ昆布醤油が使われているのか?

そもそもなぜ北海道で『昆布しょうゆ』が受けているのか。それには2つの要素があると想像しています。まずは、北海道人ならではの味覚。もうひとつは北海道の海産物が淡白なものが多いため、濃い口醤油だと海産物の味を殺してしまうこと。これらに要因によって『昆布しょうゆ』が支持されているのだと思います。
※YAHOO!JAPANニュース・あなたの知らない札幌《トモエ醤油工場》後編より引用
北海道人ならではの味覚と北海道の海産物が淡白なものが多く、濃い口醬油だと海産物の味を殺してしまうため、すっきりした後味で塩分が普通の醤油よりも少ない昆布醤油がよく使われる、、、ということです。
九州出身の人に「北海道の食べ物は味が濃すぎる」と言われたことがありますし、北海道人ならではの味覚というのはどうなのかなあと思いますが、北海道産の海産物が淡白なものが多い、というのは正しい気がします。
昆布醤油ってどんな醤油?
ちなみに昆布醤油は丸大豆生醤油を昆布だしで割ることによって、通常の濃い口醤油より食塩分が25%カットされているそうです。(参照:キッコーマン・公式サイトより)塩味はカットされているけれど、昆布だしでうま味が残る味という訳です。
昆布醤油は普通の醤油ではなくだし醤油
昆布醤油は、食品表示基準では、醤油の種類に入りません。醤油をベースにした加工調味料ということになります。
※サクラカネヨより引用
冒頭でネタバレしてしまいましたが、丸大豆生醤油を昆布だしで割っているということで、昆布醤油は醤油ではなく醤油をベースにした加工調味料、そしてだし醤油となります。ややしばらく昆布醤油を愛用しておりますが、醤油ではないというのは初めて聞きました。
一度米沢で、昆布醤油が見当たらなかったんだったか昆布醤油が札幌で購入するより高価だったかで普通の丸大豆醤油を購入したことがあるのですが、口に合わなかったのでお高いけれども昆布醤油を買うようになりました。
あまり意識して食べていませんでしたが、昆布醤油の味の特徴はスッキリした後味が特徴だそうです。たしかに普通の醤油や丸大豆醤油は味が濃すぎるのが気になってやめましたね。
だし醤油の種類
昆布醤油が分類されるだし醤油はこんな醤油です。
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- だし醤油:醤油に昆布やかつお節などのだしをブレンドしたもの。だしを取る手間が省け、風味のきいた味つけができる。
- 昆布醤油:昆布だしで割っているためすっきりした後味。煮物など調理に使ってもよいしお刺身、おひたしに書けてもおいしい。
- 牡蠣醤油:本造城醤油と牡蠣のうま味エキスをブレンドしたもの。コクがあるので煮物にひと味足りない時にも重宝します。もちろんお刺身にもバッチリです。我が家は卵かけごはんによく使います。
- ウニ醤油:その製造所によって違いはあるようですが、丸大豆しょうゆにウニ、昆布だしなどのだしを加えて作られているようです。刺身、ローストビーフにつけたら美味しかったです。グラタン、パスタにも合うようです。
- 土佐醤油:醤油にかつお節やみりんなどの甘みを入れたもので、お刺身や湯豆腐によく合うそうです。
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だし醤油は「だし」なので、かつお節や昆布が入ったものが多いですね。我が家の醤油は普通の丸大豆醤油がなく、昆布醤油と牡蠣醤油だけなのですがこの二つはさっぱりしているので、料理にも刺身などのつけ醤油にも合うとおもいます。
この中ではだし醤油が気になりました。今度買ってみようと思います。
昆布醤油を使ったレシピ
昆布しょうゆで☆たけのこご飯
レシピはこちら(COOKPAD)
調味料はお酒と昆布醤油だけです。炊き込みご飯や混ぜご飯を作る時は、めんつゆ、昆布茶、昆布醤油を使うので次に炊き込みご飯をする時は昆布醤油と日本酒だけで作ってみようと思います。
梅と鶏ささみのおろしうどん
レシピはこちら(キッコーマン公式サイト)
最近雨のせいかひんやりしていますが、これからの季節にうれしいさっぱりうどんメニューです。ささみは電子レンジで加熱するので調理もしやすそうです。(冷凍うどんは茹でますが)
鮭とじゃがいもの昆布醤油バター
鮭とじゃがいもとバターと昆布醤油という、北海道満喫メニューです。じゃがいもは茹でてこふき芋ではなく、レンジで加熱したあと鮭と一緒にフライパンで焼きます。こちらもキッコーマンさんのレシピです。
北海道では塩より砂糖がよく使われる??

さてこちらからは北海道人の味覚についてです。「北海道ではなぜ昆布醤油が使われているか」のあたりで、トモエ醤油工場さんの文章を引用したんですが「北海道人ならではの味覚」ってなんだろう?と疑問に思いまして。
トモエ醤油工場さんの言う所の、「北海道人ならではの味覚」で昆布醤油が好まれるということは。「北海道人は塩分控えめの醤油を好む」ひいては「北海道の食べ物は塩味が控えめ」ということになると思うんですが(もちろん人によりますが)前述のように以前、道外出身者の知人から「北海道の食べ物は味が濃い」と言われたことがありまして。
そして実家では甘いものをよく食べていました。しょっぱくて甘い、、ということは北海道の食卓は甘じょっぱいものが並ぶことが多いように思えてきました。(しめさばさんの家は甘い料理は出てきたことがないそうなので、そのご家庭にもよりますが)
実家での食習慣
我が家は割と甘いものを好む家で、納豆の調味料として砂糖を使ったり、トマトに砂糖をかけながら食べていました。ドレッシングにも砂糖が入っていましたね。北海道だけじゃないかもしれませんが、グレープフルーツを食べるときも砂糖をかけて食べていました。(グレープフルーツを輪切りにし、グラニュー糖を振りかけてスプーンですくって食べる)
※ちなみにグレープフルーツに砂糖をかけるのは年代による?という記事がありました。
結婚したらしめさばさんが甘い煮物があまり好きじゃないということがわかり、砂糖を使わずみりんのみで煮物やきんぴらごぼうを作るようになりましたが、実家に帰って母の煮物を食べたらやや甘く感じたので料理も割と甘めだったようです。ちなみに実家の醤油は丸大豆醤油でした。北海道人なのになぜ、、笑
北海道の食習慣
食べたことはないですが道東の方ではアメリカンドッグに砂糖をかけて食べるとか。(北海道LIKERSにつながります)
それから、砂糖を振りかけるだけではなく茶碗蒸しに栗の甘露煮を入れたり、赤飯には小豆ではなく甘納豆を入れていたり、甘い豆パンがあったり。甘い豆パン(豆が甘い)を温めてマーガリンを挟んで食べるのが好きなんですが、山形、横浜では見かけないので北海道独自の文化だったのだなあとおもう今日この頃です。
なぜ北海道の人は砂糖を多用するのか(人によりますが)
なぜここまで北海道の人は砂糖をかけたり使ったりするのか??ということに対してこのような見解がありました。
道産子って、甘党が多いと思う人もいるかもしれませんが、それだけではなく、北海道では砂糖の原料となるビートの生産をしている農家が多いため、手に入りやすい調味料の砂糖を使うことが多いのかもしれません。
※SPICE ASAHIKAWA MAGAZINEより引用
たしかにビートの生産農家さん多いですもんね。
他には関係ないかもしれませんが、北海道の冬の冷え込みが厳しい事にも由来しているのかもしれないなあとこちらの記事を見て思いました。冬は代謝が上がりやすく、エネルギーを消耗しやすいのでエネルギー源である糖分を欲してしまうとか、冬は寒くて暗いので甘いものを食べたくなるとか。
それでもまあ、トマトに砂糖をかけるとか納豆に砂糖という食習慣は年配の方に多いといいますし、私ももう一切砂糖をつかわずにトマトも納豆も食べていますがね。
まとめ

道外の知人から「北海道の食べ物は味が濃い」と言われた時から、ああそうか、北海道の食べ物は味が濃いのか、、と思っていたので「じゃあなぜ塩分少な目の昆布醤油を愛用しているのだ?」と疑問がわいてしまい、昆布醤油の事だけではなく北海道人の食習慣という壮大なテーマで書いてしまいました、、、「甘じょっぱいものなんか食べません」という方がいらっしゃったら申し訳ありません。。
調べてみましたら、北海道の食べ物は甘じょっぱい味つけのものが多いのかなという印象です。(もちろんそのご家庭によると思いますが)
まあ、ジンギスカンもスープカレーもラーメンも味が濃いといえば濃いですからね。道外の知人は何を差して味が濃いと言っていたかはもう忘れましたが。
糖尿病になった今、もうやらないとは思いますがグレープフルーツに砂糖は本当においしいですよ。おススメです。そして昆布醤油もさっぱりしていて食べやすいと思います。
ということで、あまりまとまっていませんが今日はこのへんで。ご無沙汰していて申し訳ありませんでした。明日からまた旅に出ますので、留守がちになるとは思いますがよろしくお願いいたします。
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