※画像引用:ACphoto
先日近所のピラティス教室に行ってきました。体験ということで行きましたが、続けてみようと思ったので入会してきました。
数年前にヨガを少しやっていましたが、ピラティスとヨガは同じようなものなのかななんて最初は思っていました。
しかしヨガをやっている友人に、ヨガとピラティスの違いについて聞いてみると「ピラティスをやったことはないけれど、ヨガよりキツイ運動だったと思う」との回答。
ちょっと動揺してしまいましたが特に事前に、何をやるのかについては調べぬまま参加してみたらとてつもなくしんどかったです….。私が運動不足だったり、運動神経が皆無なせいもあるのでしょうが。
と言うことで、二回目に行く前にピラティスとヨガの違いについて調べてみたいと思います。
ピラティスとヨガの違い
ピラティス | ヨガ | |
成立ち | 約100年前にドイツ人のジョセフ・H・ピラティス氏が考案 | 約4,500年前にインドで発祥 |
もともとの目的 | リハビリ、エクササイズ | 心と体を鍛える修業 |
呼吸法 | ラテラル呼吸(胸式呼吸と腹式呼吸の良いところを組み合わせた呼吸) | 腹式呼吸 |
からだの動き | インナーマッスルを常に意識して動かす、基本的に動くことが多い、トレーニング要素がより高くなる | 深い呼吸で精神を整えながら前進の筋肉を動かす、ゆっくり動いてポーズをキープする |
ダイエット効果 | あり。継続が大切 | なくはない。継続が大切 |
※参照: WELL-BEING-GUIDE(zenplace)
ピラティスのラテラル呼吸
ピラティスの呼吸法は胸式呼吸と書かれている記事と、ラテラル呼吸と書かれている記事があるのですが最近リライトされた記事にラテラル呼吸と書かれているので、ここはラテラル呼吸で統一してみます。
ちなみにピラティスのラテラル呼吸とは、、、
ラテラル呼吸は、鼻から吸って胸を膨らませ、口から吐いて胸をしぼませます。その時、肋骨を前や上だけでなく、横や後ろにも広げるイメージで吸い込みます(肋骨は胸全体を取り囲むようについています)。特に、背中を意識して吸うことが大切です。吐くときは広げた肋骨を閉じる感覚でゆっくりと口から息を吐きます。
※torciamagazineより引用
このラテラル呼吸の特徴である胸式呼吸は下記のようなメリットがあります。
●交感神経を活発にして心身をリフレッシュすることができる
●体に酸素を十分に取り込むことで頭をスッキリさせることもできる
●エクササイズの効果も高めてくれる
この間体験教室に行った時に、「鼻から吸って胸を膨らませるー!」と先生が仰っていたんですが、呼吸しながら動くことが非常に難しかったので、呼吸だけでも家で練習していくとよさそうです。
ピラティスとヨガのダイエット効果
ヨガもダイエット効果はなくはないようですが、ピラティスの方がより体に負荷がかかるのでダイエット目的ならばピラティスの方がよさそうです。
大まかな違いはこんな感じです。次からはそれぞれどんな運動なのか、期待される効果などについてまとめてゆきたいと思います。
ピラティスはどんな運動か?

ピラティスの成立ち
ピラティスとは1883年生まれのドイツ人のジョセフ・H・ピラティス氏によって考案されました。最初は自身の病弱な体をを改善するために考案されたそうです。
第一次世界大戦下、イギリスに渡ったピラティス氏は敵国の出身者ということで1915年から3年半ほどの間、収容所にとらわれの身となってしまいます。そこで同じように収容されていた人々にベッドに寝たままでも行える体力回復エクササイズとして、器具を使ったエクササイズを考案しました。これがピラティスの成立ちです。
その後ピラティス氏がアメリカに渡った際にそのエクササイズがニューヨークのダンサーの間で評判を得て広まり、徐々にスタイルを確立しながら世界中にピラティスが浸透していきました。
ピラティスの目的
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- インナーマッスル(体の深いところに位置する筋肉、深層筋のこと)を鍛える
- 身体を健康的に鍛える
- 姿勢を改善する
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先日の体験教室でも、先生がずっと「インナーマッスルが~」と仰っていました。インナーマッスルを育てる、インナーマッスルを重視するのがピラティスだそうです。インナーマッスルを鍛えるとどうなるかというと、
●体を内側から支える力が強くなり、姿勢の改善が期待できる
●関節を正しい位置に安定させるため、身体の動きがスムーズになることにもつながる
●インナーマッスルを鍛えて筋肉が活性化されると基礎代謝量がアップして太りにくい体質になるなどの効果も期待できる
●ポジティブなマインドになる
2018年に大学生を対象に行われた研究では、体幹、インナーマッスルを鍛えることで身体的な安定感や性機能の向上により、自我の強化やポジティブ感情の増加につながることが明らかになりました。
インナーマッスルは身体の深層にあるため、注意深く意識を向けて鍛えることになります。その時、脳はその動きだけに深く集中するため、マインドフルネスや瞑想と同等の効果が期待されるのでしょう。
ストレス解消や、気分転換にも、インナーマッスルのトレーニングはおすすめです。
※WELL-BEING-GUIDE(zenplace)より引用
筋トレをすると考え方がポジティブになったり、ストレス解消になるとよく聞きますし、実際スクワットをやったり軽く体を動かしてみたらスッキリしていて気持ちが明るくなったりするんですが、ピラティスをやることでもポジティブな気持ちになれるのですね。
ピラティスの効果
ピラティスではインナーマッスルを鍛えることを目的としていますが、それによって骨盤のゆがみの改善、ストレス軽減、ダイエット効果など様々な効果が得られるとされています。
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- 姿勢や骨盤のゆがみを改善:体幹を鍛えることによって私製、骨盤のゆがみが改善してゆく。骨盤が正常な位置に戻ることによって、骨盤の上にある内臓の位置も改善され、血流の促進や内臓機能の向上が期待できる。そのため、冷え性、生理痛、便秘などの体調不良、むくみなどの改善に役立つ。
- ストレスの軽減:一つ一つの動作に能を集中させることによって精神的な落ち着きを取り戻すことにも繋がる
- 新陳代謝が向上することによるダイエット効果:お腹周りの体幹を鍛えると、内臓を支える力がついて本来の正しい位置に戻るといわれている。体幹の筋肉量の増加により代謝も向上し、痩せやすく太りにくい体質への変化が望める
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※参照:WELL-BEING-GUIDE(zenplace)
ヨガとはどんな運動か?

ヨガの成立ち
ヨガの起源は今から約4,500年前(紀元前2500年)頃、インド地方に生まれたインダス文明にあるといわれています。今現在、一般的に「ヨガ」と読んでいるものは主に健康法、運動としての側面が強くなっていますが、本来は修業のための総合的な思想体系であり、悟りの境地へたどり着くための手段、方法として用いられたと言われています。
ヨガには普通のヨガ(常温ヨガ)とホットヨガの種類や様々な流派、運動量の多いものから精神世界に重点をおくものまであります。
ヨガの中でも現代の私たちに最もなじみ深いのが「ハタ・ヨーガ」と呼ばれるものです。ハタ・ヨーガとは、「ポーズ」と「呼吸法」を中心にしたスタイルで、現代ヨガの基本とも言えるでしょう。ハタ・ヨーガのハは太陽、タは月(逆と言う説もあり)で、つまり陰と陽という意味を持ち、相反する二つをバランスよく保つことが目的となります。
※参照:Hot&Shape CALDO
ヨガの目的
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- 心の安定を目的としている
- 心身ともに健康で充実した生き方を目指す
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数年前に、ヨガの先生がお寺に出張してきてやってくれた「寺ヨガ」に行っていましたが、お寺の本堂にヨガマットを敷いて瞑想したり、呼吸を整えたりしていたら本当に気持ちが落ち着いたものです。
そちらのヨガも、先日行ったピラティスのようにストレッチの方がメインで最後の方にヨガのポーズをいくつかやっておしまい、という教室でしたが、ストレッチとヨガのポーズの間に瞑想、呼吸を整える時間がありました。
ヨガの効果
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- 心が落ち着く:ヨガの呼吸法はイライラした気持ちを静める効果あり
- 集中力アップ:ヨガの呼吸法によって心と体をつなぎ、精神的な強さやモチベーションアップを図る
- 対人関係が良くなる:ヨガによって自分と向き合い、客観視することができるようになれば人との付き合い方も冷静に考えられるようになる。ヨガによって心を鍛えることによって些細なトラブルで心が揺らぎにくくなる
- 無理なくダイエットできる:ヨガでもインナーマッスルが強化されるため、お尻や足が引き締まったりくびれができやすくなる。筋力アップと脂肪燃焼もかねているのでダイエットの効果もある※1
- 身体のゆがみの矯正:ヨガのポーズや呼吸法を行うことによって体の歪みを矯正することができる※2
- 身体が柔らかくなる:ヨガのポーズを行うことで身体がやわらかくなってゆく
- デトックス効果:ヨガの腹式呼吸は血流とリンパの流れをスムーズにしてくれる。リンパは身体の中にある不要物を排出してくれる役目があるので、リンパを活性化させるほどデトックス効果が高まる。また、腹式呼吸で横隔膜を圧迫することにより、腸や筋肉をほぐして内臓機能を高め、お通じがよくなることも
- 眠りが深くなる:ヨガの呼吸法やポーズは心を安定させるため。(睡眠不足の原因はストレスのことが多いので)
- ホルモンバランスの調整:ヨガは自律神経を安定させ、女性ホルモンを整える時に有効なため
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※1、※2:どちらも一日で身体の歪みが矯正されたり痩せたりするわけではないので、継続することが大事です。
ピラティスとヨガ、どちらを選べばいいのか?
[box class=”glay_box” title=”ピラティス”]
- 身体を健康的に鍛えたい
- 運動不足の解消
- ボディラインを整えたい
- 姿勢の歪みを整えたい
- 筋肉をつけたい
- リハビリテーションとして使いたい
- 肩こり、腰痛をよくしたい
[/box]
[box class=”glay_box” title=”ヨガ”]
- 自律神経を整えたい
- ゆっくり動きたい
- 呼吸を整えたい
- 身体を伸ばしたい
- 瞑想をしたい
- 運動は初心者だけど体を動かしたい
- 身体と一緒に心のバランスを整えたい
[/box]
身体の歪みを整え、姿勢をただし、身体の良い状態を保ちたいという方はピラティスの方がよくて、ピラティスよりも運動の強度は低く、メンタル部分のケアを重点的に行い方はヨガがおススメですね。
ピラティス、ヨガで必要なもの
マット

数年前にヨガをやろうとして買ったマットを使っています。コロナの関係もあり、なるべく自分のマットを持ってきてほしいと言われました。(どうしても無いという方は貸出できるかもしれませんが)これからピラティス、ヨガを始められる方は持っていた方がよいですね。
(ヨガマットの選び方に繋がります)
左から6mm、10㎜、10㎜です。
バンド(ピラティス)
こちらは自分で持っていなかったのでお借りしましたが、コロナの関係か、皆さん買われているのか自分のを買って下さるよう手配してくれました。私はめちゃくちゃ不器用で、ゴムでできたバンド(セラバンド)の扱いに慣れるのに時間がかかりそうなので、自分のがあるとありがたいですね。
ただこちらはその教室で自前のを持たないでいい、貸出しますと言われるかもしれませんが、念のためAmazonのアフィリ素材をペタリと貼っておきます。
他にはボールも使って運動します。
服装
みなさんスパッツとTシャツを着てらっしゃいました。
私は体形に難があり(デブ)スパッツを履く勇気がありませんでしたので、ユニクロのウルトラストレッチアクティブジョガーパンツを購入してみました。サラサラ生地で履きやすく、動きやすかったですよ。
Tシャツは着替えるのが面倒で、着ていった長袖の普段着Tシャツを着てみましたが、丈が普通サイズだと激しい動きでお腹が出たりするので、落ち着かない人は長い丈のTシャツを合わせるとよいと思います。
他にはタオルと水分は必須ですね。
最後にピラティスの体験教室に行ってみての感想
最初の方は足の指をほぐしたり、脚のマッサージ、(こんな動きでした。POLESTAR PILATES元気工房に繋がります)それからストレッチと言った運動神経ゼロの私にでもできる動きで「体を動かすのは気持ちいいなあ」と思っていました。
が、途中からなかなか激しい運動になり、しかもヨガと違って止まることはなく延々と動くので非常にしんどかったです。それから途中からボールとゴムバンドを使ったんですが、ボールを使った動きが、初めてだし運動神経ゼロだからもあるのでしょうがなかなか難しく、、、これはやっていけるのかなとちょっと心配になったり。
「あまり運動をしない方にもおススメ」とピラティスの事を書かれている記事も読みましたが、私のように運動神経ゼロな人や、運動に自信がない方にはちょっと最初はキツいと思います。
それでもジョセフ・H・ピラティス氏がピラティスの事を「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で身体のすべてが変わる」と述べているように、効果を感じたり体が慣れるのには時間がかかるということですし、すぐ近所で習えるということが一番のメリットなので頑張って続けていこうと思います。
色々調べてみたら、やはり私はヨガの方が合っているんではないかな?とも思いますがね、、笑
ヨガ、遠いんですよね。家から。続けることが大事なので、家の近所にお教室があるというのは私にとって一番大事なことですので。。
まとめ
と言うことで今日はピラティスとヨガの違いをまとめてまいりました。ピラティスは主に身体を健康に鍛えるもので、ヨガは心の安定を目的としているということでした。
運動神経が全くないとか、運動が苦手な方はピラティスは最初すごく辛いと思いますが、ヨガもそれなりにきつかったので、、あとは自分が得たい効果や、家の近所かどうかで選ぶのがよいかと思います。またやってみて思ったことがあったら書こうと思います。
それでは今日はこのへんで。おやすみなさいませ。
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