先日流れてきたTLの記事が面白かったので、この結論を踏まえた上で、色々考えてみたいと思います。そんなには期待して欲しくないしめさばです。
記事はこちら。
この記事の目次
こちらの記事での結論は
AIはデータを踏まえた『予測マシン』に過ぎない。
『予測マシン』の登場によって、人間に求められる仕事の内容は確かに変わるが、『判断』する事について中長期的に人間から損なわれることはない。
との事でした。
とはいえ、予測出来るというのはとても大きな事
でして、全ての学問は予測をするためにあるというのが持論であります。
なぜなら、予測が出来たのであれば、それに対する行動はほぼ決まってしまうためです。
例えば、今日雨が降るのであればカサを持つでしょうし、ロト6の番号が予測出来るのであれば、予測された数字を誰しも買うでしょう。
『判断』ってそんなに重要なのかなぁ。
なんて事を思うわけですが、『予測マシン』が世の誰もが使えるツールになってしまうと、それが必ずしも最適な判断にはならない。
というのが今回の趣旨でございます。
だってね、皆が同じ予測に基づいて同じ事をしたら、当たり前に競争が激しくなって、その行動が価値を産まないという事態に陥ってしまいます。
タピオカが売れているからといって、ドンドンお店が出来ても、需要を超える供給となった時点で、タピオカは希少性を失って、価格でなければ競争できなくなります。
そうなると利益率は下がってしまい、タピオカ屋を出すのは結果的に良い判断とは言えないわけです。
一方で、行動を規定する『予測マシン』の精度も
大切なわけでして、この精度さは何によってもたらされるかというと、
- 予測マシンに与える有意なデータ量
です。全体の数によって必要なサンプルの数はだいたい決まるわけですが、全体から取れるに越したことは無いわけで、いわゆる自分だけが持っているビックデータとか言われるものがあればあるほど、有利な予測が得られるかと思います。
それらを収集するためには、でっけぇ仕組みが必要です。
そういうのは普通持ってませんから、予測に基づいた上で自分の個性を足して競争して行くしか無いのかと思います。
これによると、競争戦略を勝ち抜くためには
「ユニーク」でなければならない
との事です。
「ユニーク」というのは、
- それ、普通じゃやらないよね。
- バカなのかな?
という事を指しています。
本の中の例で言えば、スターバックスカフェ
はコーヒーを売っている会社ではありますが、自らの提供価値コーヒーではなく『家でもなく、職場でもない第3の場所を提供する』
と、定義付けたためフランチャイズ展開をしていないという事です。その価値を持ち続けるために、全ての社員は自社社員とする「ユニーク」な行動をとっているわけです。
キャッシュを生み出しているのは、コーヒーですから、フランチャイズ展開すると『第3の場の提供』よりコーヒーを売る事に専念してしまうでしょう。だからそうして、社会に認められる存在になったというストーリーです。
これからの時代、『予測マシン』によって得られた情報を元に、単純に最適な行動を取るのではなく、自らは何者で他社と違う点を打ち出した上で行動していかなければならないなぁ。なんて事を思いました。
でもさ、結局そんな小難しい事を言っているわけでなくて、『予測マシン』を元に、
努力が苦にならない(楽しい)事を深めて行けば、それが自然と価値に
なるんじゃないかなと思ってます。
さて、先日買ったUdemyの続きを学ぼうっと。
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