
昨日は久しぶりにはま寿司に行ってまいりました。
はま寿司には色々な醤油が置かれていますね。
(濃口醤油関東風、昆布醤油北海道、だし醤油特製、さしみ醤油九州風、ゆずポン酢四国風)
いつもだし醤油を手に取るしめさばさんが、昨日はさしみ醤油九州風が気になったようで「これおいしいよ!」と絶賛していたので食べてみたら美味しかったのでした。
九州の醤油のこと、ほぼ知りませんでしたので調べてみようかと。
ちなみにただいまはま寿司さんでは九州うまいもん祭りを開催中で、この「博多明太厚焼き玉子」が非常に美味しかったです。
(2021年5月13日~26日まで開催していました)
この記事の目次
九州の醤油は甘くてトロっとしている
寿司は大好きなんですが、子供の頃はお刺身が苦手でした。
北海道の海沿いに生まれ育ったんですが、生臭いものが苦手で、お刺身のたまに感じる生臭さがダメだったんですよね。
大人になってからはだいぶ生臭さも受け入れられるようになったんですが生理中などはいまだに刺身が生臭く感じて食べられなかったりします。
それが九州の醤油は甘くてトロみがあるからか、生臭さを感じなかったのですね。
今日は生理中でもないからかなと思っていたんですが、実際にこの甘味がお刺身を食べやすくしているようですね。
刺身醤油は濃口醤油に比べてとろっとしています。
※ヤマエ食品工業株式会社より引用
そのため、刺身につけても刺身の油で醤油がこぼれ落ちにくく、
生魚の臭みを甘味が和らげて食べやすくしてくれています。
普通の濃口醤油は料理に使用し、薄めることが前提であったりするのでそのまま召し上がるには少し塩味が強かったりします。しかし刺身醤油は淡白な生魚を旨味たっぷりに食べるために、風味、味、舌触りが濃厚なのが特徴です。
そういえば博多華丸さん、あさイチで「白身魚の刺身には九州の醤油よ!」って言っていたような。
淡白な白身魚をたっぷり食べるためのお醤油だったのですね。
九州の醤油はなぜ甘いのか
九州の醤油が甘い理由はいくつかあるようです。
①鎖国対策
時代は遡り、江戸時代。鎖国政策で唯一の貿易窓口だった長崎の出島に輸入された砂糖は、九州を横断する長崎街道を通って、本州へ渡りました。
※タケシゲ醤油・公式サイトより引用
そのため、長崎街道は「シュガーロード」と呼ばれ、沿道の地域には砂糖を使用した料理やお菓子が多くあります(現在でも多くのお菓子屋さんがあるそうです)。
長崎では、砂糖をたくさん使った甘い食事が裕福の象徴であり、甘いお料理でもてなすことが接客の基本だったそうで、当時贅沢品だった醤油にも砂糖が入ったそうです。
②温暖な気候
温暖な気候ほど甘いものへの欲求が強くなると言われています。九州は一人当たりの砂糖使用量が全国平均よりも10~20%ほど多い地域で甘党の地域なのです。
※タケシゲ醤油・公式サイトより引用
九州内でも南に行くほど甘い味つけになります。逆に東北など寒冷地では塩辛い味が好まれるそうです。
③新鮮な魚介類が豊富
九州はすべての県が海に面しており、新鮮な魚介類を食べる事が出来る地域です。獲れたての魚の旨味と甘みを引き立たせるために甘くしたそうです。魚の塩分とのバランスを取ったのかもしれませんね。
※タケシゲ醤油・公式サイトより引用
また、漁師さんが「塩分はいつでもとれるけど、糖分はとれない」という理由から砂糖を入れた醤油を持って漁に出たとの説も。
寒い地方ほどしょっぱいものが好まれる、、のは山形県米沢市に住んでいた時に実感しました。
ドラッグストアに勤めてたんですけど、ポテトチップスとインスタントラーメン、カップ麺がやたら売れていたので。
北海道も塩っ辛いものが好まれてましたしね。でも北海道も甘いものを好んで食べているような、、
赤飯は甘納豆を入れるご家庭が多いようですし(私の実家は小豆でしたが)実家でトマトを食べる時は蜂蜜かけたり、納豆に砂糖入れて食べてましたので。まあうん、人それぞれってことかな、、(適当)
九州の方は甘い味が好まれると言えば。昨日食べた「博多明太厚焼き玉子」、卵焼きが甘かったんですね。
関西はだし巻が主流と聞いていたので、あれ?何で甘い玉子焼き?と思っていたのですが博多=福岡の玉子焼きって甘いものが多いんですね。
全国で食べられる玉子焼き。調べによると甘い派が58.7%、しょっぱい派が41.3%なのだとか。東日本が圧倒的に甘い派で、西日本は関西を中心にしょっぱい派。さらに九州で見ると福岡県・長崎県・宮崎県・鹿児島県は甘い派、佐賀県・大分県・熊本県はしょっぱい派が多いそう。
※食べログまとめより引用
しかし同じ九州地方でも、佐賀、大分、熊本は玉子焼きはしょっぱい派が多いって言うのも面白い。
まあ私の実家は甘い玉子焼きでしめさばさんの実家はだし巻だったから
北海道も同じか。
九州醤油の使い方
お刺身に合う!と思いましたが他にはどんな使い方があるのでしょうか。
(納豆に使う、鰹節にまぜるは職人醤油さん参照)
納豆に使う
子供の頃食べていた、砂糖入り納豆が再現できるかも!(砂糖入りはしめさばさんが絶対嫌がるので、、)
鰹節にまぜる
おかかのおにぎりが結構すきなんですが、普通の醤油(我が家は昆布醤油)を鰹節にまぶしておにぎりの具にすると、なんだか味がとがっているというかキツい気がしていたんですね。なのでこれもやってみたいです。
ふっくら◎カレイの煮付け◎九州醤油
以前カレイの煮つけを日本食研の「煮魚のたれ」で作りましたが、こちらはたれを使わずに九州の醤油と酒、生姜(チューブ)で作るレシピです。こちらも気になりますねえ。
意外とこだわりがある醤油

山形に出る時に、ネット経由で知り合った道外の知人に「本州の醤油とか調味料が合わないとかあるかも」と言われたことがあって。
「いやー私はそんなに調味料にこだわりがないから大丈夫だよー」なんて言っていたんですが。
山形に出てみたら北海道でずっと愛用していた昆布醤油がやけに高く、安かった普通の醤油を使ってみたら
「しょっぱい!味が濃い!」
と驚いたことがあります。その後は高くても昆布醤油を買うようになったんですが生まれ育った地方の味ってありますよね。
ちなみに山形のご当地醤油としては、味マルジュウとかうまいたれですかね。
(うまいたれは醤油風調味料だそうです)
うまいたれはその名前から、「そんなに美味しいのか」と買ったことがありますが甘めだったのでしめさばさんと私の口には合わず、、でした。
いや美味しいんだとは思うんですよ。でもこればっかりは人それぞれなので、、
仕事中に「味マルジュウはありませんか」とお客様に聞かれたことがありまして。
うちの職場にはなかったのですが、山形のご出身で味マルジュウを探しているのだとか。
わかる。故郷の味がどうしても食べたいことってありますよね。
(私は母の葬儀で帰った時にベル食品のジンギスカンのたれを買って帰ってきました)
ちなみに私はベルのたれ派、しめさばさんはソラチのたれ派です。
我が家のおススメ醤油

昆布醤油も大好きなんですが、数年前から牡蠣醤油も愛用しております。
これもやや甘味があってお刺身にも合うし、目玉焼きにかけてもよいし、うどんのつゆを甘めにしたい時にもちょうどよくて愛用しております。
(卵かけごはんにも、揚げ物にも合います)
一度、ホワイトデーにしめさばさんが女子の皆様にこちらを贈ったところ、かなり好評だったとか。
加齢なのか?味噌・醤油にハマりがち
お刺身に合うのと、料理にも使いやすそうなので九州醤油、ちょっと買ってみようかななんて思いました。
はま寿司のさしみ醤油、結構しますね。
フンドーキン醬油さんのは4本セットです。同じ4本セットだったらくまモンの
色々入った詰め合わせが嬉しいような。。笑
最近、調味料が気になっているのです。
職場が職場だって言うのもあるんですが、いい調味料を使いたいなと。
ステイホーム続行中なので、いつものおかずにいい調味料、使ったことのない調味料を使うのも楽しいんじゃないかなと思う今日この頃です。
皆さんも使ったことのない調味料をぜひ、使ってみてください。お安いのもたぶんあると思いますので。
では今日はこのへんで。さようなら。
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