久しぶりのエントリーとなります。しめさばです。
10年以上前の、私がとある店舗の雇われ店長をしていたときのお話です。
この記事の目次
パートタイム労働者にも有給休暇はある
当時は恥ずかしながら知りませんでしたが、パートさんやアルバイトさんでも有給休暇はあるという事をスタッフさんから聞きまして、調べてみると計算はややこしいのですが、法律で確かに定められているもの。
で、本社の人に聞いてみると、
「他のお店でパートさんの有給休暇は、あんまり実績は無いけど、法律はあるよね~。」
みたいななんとも端切れの悪い答え。
でもまぁ法律で決まっている事なので、
ワイ社員、この会社で有給休暇取った事無いけど~?
人件費予算的に、シフトが更に厳しい感じになるけど~?
とか思いつつ、自分なりに計算式をエクセルで作成して自店舗のスタッフに付与していたわけですよ。
そうしたら2,3ヶ月後になって、急に担当部長から直電があり
「アルバイトスタッフに有給休暇取らせているの?」
「全部のお店でそれやったら、ウチの会社潰れちゃうよ?」
みたいな事を言われて唖然としたのですが、正直
「そんな会社潰れちまえ。」
と思いました。
でもまぁ、イチ雇われで小心者の私がそんな事言うことも出来ず
それぞれのスタッフに説明した上で、制度自体廃止に。
数ヶ月後に私は別の店舗へ異動となりました。
今考えると、それは左遷的な事だったんだろうなぁと。
その会社は今も存在する上場企業なわけでして、2019年4月に施行された
「有給休暇5日取得」の義務付け後どうなったかは知りませんが、これが日本のリアルなんだろうなぁという事は思う次第。
そういう会社があって、安価なサービスを享受する事ができる一方で生産性の低い労働がある。
こういう所に居るとなかなか抜け出せないし、それに気付く事も難しかったりします。
将来自分が何をしたいかという視点で、お仕事を決めるのも良いかと思いますが、長期的な視点で戦略的にお仕事を決めるって大事ですね。
その仕事でどのようなスキルや賃金を資産として得て、将来それをどのように活かすか。
そして、そのスキルの汎用性や価値は今後どうなるのか、知識では分かっていても、難しいものです。
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